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【中国】TD-SCDMAの認知度低く、3G自体にも慎重

「新秦調査」中国生活者の徹底調査-携帯電話編06年5月(5)

  中国の消費者に第3世代(3G)携帯電話に対する興味の度合いを聞いたところ、「よく知っている」が15.7%だったのに対し、「興味はあるがよく知らない」が前回2005年11月の調査より3.9ポイント増の78.3%に達した。年内にもライセンス発行が始まる可能性がある3Gだが、一般市民の認知度はまだまだ低く、購入についても慎重派が多い。

  サーチナ総合研究所では、中国消費者の携帯電話意識を探る調査を半年に1回実施しており、今回は第7回目となる。調査は新秦商務咨詢(上海)有限公司(上海サーチナ)を通じて2006年5月19-24日に行われ、北京市、上海市、広東省を中心とする中国全土のモニター1800人から有効回答を得た。

  3Gサービスを「よく知っている」と答えた人は、収入別では「月収6000元以上」が33.5%と最も多く、世代別では「10代」、地域別では「北京市」が最多だった。また、「興味があるがよく知らない」は、地域別では「広東省」が最小だった。

  3Gサービスを利用してみたいかとの質問に対しては、「利用はしてみたいが状況をみて判断する」が前回から7.9ポイント増の77.0%と最も多く、「サービス開始次第利用したい」は前回とほぼ同じ19.4%、「2G、2.5Gを支持する」は微減の2.1%となった。所得別では、月収が高くなるにつれて「利用はしてみたいが状況をみて判断する」と「サービス開始次第利用したい」の差が縮まっており、所得の高い層ほど3Gサービスに対して積極的であることが明らかになった。

  また、どの通信方式を利用したいかを聞いたところでは、「中国移動が進めているW-CDMA」が最多で52.4%となった。「中国の独自規格であるTD-SCDMA」は10.4%にとどまった。ちなみに、「それぞれの違いがよく分からない」が前回から6ポイント増の22.8%となっていることからも、通信規格自体については認知度が比較的低いことが分かる。

  3Gサービスの具体的な興味対象については、「テレビ電話」が74.6%と最も多く、「データ通信」(63.2%)「GPSローミングサービス」(43.8%)と続いた。過半数がこれら3つのサービスを支持しているのは、収入別では「月収6000元以上」、地域別では「遼寧省」となっている。

  競争がますます激しくなる香港では、モデルを起用してさまざまなキャンペーン活動が繰り広げられており、写真のような光景を見かける機会も多い。(編集担当:堀内躍史)

■ニュースのURL:http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0901&f=research_0901_001.shtml
by ucj | 2006-09-06 11:16 | ★ニュース